誰に向けた情報なのかを考える
医院の情報発信を考えるとき、「何を投稿するか」から始めていないでしょうか。
私は、その前に「誰に届ける情報なのか」を整理することが大切だと思います。
医院を初めて知った人と、すでに通っている患者さんでは、知りたいことが違います。
初めての人に必要なのは、受診先を選び、予約するための情報。通院中の人には、次の受診や日々の通院に関わる案内が必要になります。
相手を具体的にすると、内容だけでなく、届ける場所も考えやすくなります。
初めての患者には、受診までの不安を減らす情報を
初めて受診する人は、医院の場所も、院内の雰囲気も、診療の流れも分かりません。
- 自分の悩みについて相談できるか
- いつ診てもらえるか
- どのように予約するか
- 初診では何をするのか
- 何を持っていけばよいか
こうした情報を、患者さんが自分で確認できるようにしておきたいところです。
医院側には当たり前でも、初めての人には分からないことがあります。
例えば、駐車場が医院の裏側にあるなら、住所だけでなく写真や案内があると便利です。当日の受診については、受付方法や連絡先が分かると問い合わせやすくなります。
まずは、GoogleビジネスプロフィールとHPで、基本情報と受診方法を整えることを優先したいと思います。
通院中の患者には、今の通院に役立つ情報を
通院中の患者さんは、医院の基本情報をすでに知っていることが多いでしょう。
そのため、臨時休診、診療時間の変更、予約方法の変更など、その時点で必要な案内が重要になります。
例えば、公式Instagramを見ている患者さんに、ストーリーズで当日の空き枠を案内する方法も考えられます。
ただし、SNSを見ているとは限りません。重要なお知らせはHPにも掲載し、必要に応じて院内でも案内するなど、情報が届く方法を組み合わせたいところです。
治療に関する個別の説明は、一般向けの投稿だけで済ませず、診療時などに本人へ伝える必要があります。
同じテーマでも、伝え方を変える
「予約」というテーマでも、初めての人と通院中の人では、説明したいことが違います。
初めての人には、予約の入口や初診時の案内。通院中の人には、予約変更の方法や、次回の予定を確認する方法。
同じ投稿にすべて盛り込むと、どちらにとっても必要な部分を探しにくくなるかもしれません。
「初めて受診される方へ」「通院中の方へ」と対象を示すだけでも、情報を選びやすくなります。
発信するテーマを増やす前に、相手によって内容を整理してみると、今ある情報も使いやすくなると思います。
新患向けの発信だけで終わらせない
私は、新しい患者さんを集めるための発信と同じように、一度来てくれた患者さんへの案内も大切にしたいと考えています。
新患が増えても、必要な通院が途中で途切れてしまえば、来院後の課題は残ります。
もちろん、治療が完了した人まで通院を続ける必要はありません。大切なのは、受診が必要な人が、分からないことや予約の不便さを理由に困っていないかです。
次に何をすればよいかが分かる案内も、医院の情報発信の一部だと思います。
発信内容を二つに分けて見直してみる
今あるHPやSNSの情報を、「初めての人向け」と「通院中の人向け」に分けてみましょう。
初診の案内は足りているか。変更のお知らせは見つけやすいか。予約の連絡先は分かるか。
投稿数を増やすことだけを目標にせず、必要な人に必要な情報が届く状態をつくる。そこから、発信内容を考えていきたいと思います。



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